モルディブ観光ニュース

コロナから解放された旅行 - モルディブが観光客の入国要件を緩和

By Jonathan Kearney
2021年4月26日
コロナから解放された旅行 - モルディブが観光客の入国要件を緩和 の写真

モルディブはその南国の海岸に観光客を再び歓迎するために隔離と検査に関わる要件を緩和した。

モルディブではワクチン接種が順調に進んだため、2021年4月20日からは、渡航の2週間前に2回のCOVID-19のワクチン摂取を済ませている観光客には、モルディブにおける滞在場所にかかわらず到着時にPCR検査で陰性にならなければならないという要件がなくなった。

インドを除くすべての観光客は、人口の60%が世界保健機関(WHO)が認められているCovid-19ワクチンの2回接種を完了している島に滞在する場合上記の制限が免除される事になる。

そして、モルディブ観光省は更に歩を進め、観光客が滞在している間にワクチンを提供する事になった。観光省は、この観光客ワクチンプログラムが2021年の第三四半期に開始される事を4月22日に発表した。

4月26日現在、観光業の現場で働く労働者の90%以上が既に1回目のワクチン接種を済ませており、モルディブ人口の約60%が1回以上のワクチン接種を完了している。モルディブ政府は既に全住民分のワクチンを確保しており、地方部におけるワクチン接種も2021年7月までには完了するものとみられている。

「3V」観光

本年開始以来、モルディブには377,511人が訪れており、年間では150万人の訪問を目標にしている。

観光省の担当者たちは、次の段階がモルディブの多くのリゾートや、ゲストハウス、そしてホテルで安全に滞在できる事を観光客に確信させるための「3Vツーリズム」(訪問(Visit)、ワクチン接種(Vaccinate)、バケーション(Vacation))であると述べている。

この計画では、世界が慎重にパンデミックから抜け出す中で、モルディブが高級観光分野を先かがけて再開し、最低限の手間で十分に安全な国際旅行が再びできるようになった事を示そうとしている。

モルディブ政府はこのパンデミックの早い段階からウィルスの拡大を封じ込めるために迅速な対応をし、国境を閉鎖して国内外を行き来する人流を制限した。昨年の7月15日に国境が再開されてからは、訪問者の数がゆっくりと回復してきた。モルディブの宿泊施設や空港では幅広い対策が実施され、世界でも最も安全な高級観光地となった。

今も変わらない楽園

世界は混乱してきたが、モルディブの素晴らしい自然の美しさは何も変わっていない。白い砂浜や、ターコイズ色のラグーン、揺れるヤシの木々、そして高級リゾートは、健康と衛生を最優先事項に掲げながら観光客を歓迎する準備を整えている。

ワクチン接種が進み、入国要件が緩和された事によって、モルディブへの訪問が更にスムーズになった。そして、滞在中の安全を確保するためにあらゆる対策が取られているので、観光客が安心して訪問する事ができるようになっている。

世界各地でのワクチンプログラムが今後の数ヶ月でロックダウンと世界的な渡航制限の終わりに繋がる事を願ってやまない...そしてその先には楽園が待っている。