コロナウイルスモルディブ:トロピカル ホリデーはいつ再開されるか?

コロナウイルスのパンデミックが世界を席巻する中、モルディブはこの疾患の拡大を防ぎ、人々の健康を守るために厳格な措置の実施を継続している。
営業を継続しているリゾート島は僅かで、約800人の観光客が長期滞在用の豪華リゾート島で孤立した生活をしている。多くのリゾート島は隔離施設として利用するために政府によって接収されている。モルディブに渡航する全ての渡航者は到着時にスクリーニングを受け、14日間の隔離をされる。隔離されている全ての人々が解放前に検査を受ける事になる。
各島間の必須の移動を除く全て移動に制限がかけられており、大規模集会が禁止されている。居住者のいる全ての島々の各リゾート島の間の往来は一時的に停止されており、全ての島々からの周遊は禁止されている。
4月30日までの公衆衛生緊急事態が宣言されており、更に2週間は延長される事が予想され、モルディブの首都であるマーレは封鎖されている。マーレおよび周辺地域では門限が実施され、マーレ広域圏の往来は禁止されている。
クルーズ船のモルディブへの入国および入渠が禁止されており、全ての民間航空機は同国へのサービスを停止している。全ての国の国民の全ての到着ビザは3月27日からモルディブ政府によって一時的に停止されており、免除は特別な状況下でしか許可されていない。
モルディブ政府は4月24日に観光ビザの発給を7月に再開すると発表している。モルディブのリゾートは渡航日を変更できる柔軟な旅行計画を提供しており、多くのリゾートは本年の8月には再開する事が見込まれている。
差し当たり、モルディブ政府は「コロナウイルの無い安全な観光」が如何なるものかという事と、パンデミック収束後に適切なスクリーニングを通じて同国へ観光客の受け入れを許可する可能性についての研究を実施している。この措置には観光客に対して航空機に搭乗する前とモルディブに到着した後にスクリーニングを実施する事が含まれる可能性がある。
コロナウイルスのパンデミックは世界中で破壊的な影響をもたらしている。世界的な観光業への影響は空前の規模で、全ての影響や同産業の回復までにかかる期間を予測する事は困難である。大規模な封鎖措置と国境の閉鎖が行われる中、国際的な旅行と観光業のあり方は制限の解除やワクチンの開発が行われるまでは著しい変更を余儀なくされる見込みが大きい。
モルディブの観光業は停止しているが、海の生き物たちの生活は通常通りに続いているだけでなく、シュノーケリングやスキューバダイビングが制限されている事によって更に繁栄する事が予想されている。モルディブの観光業が元に戻った際には、観光客は更にエキサイティングな水面下の世界を楽しむ事が間違いなく期待できるだろう。