モルディブ拠点世界最大の水上機運航会社が株式の過半数を売却

世界最大の水上機運航会社であるトランス・モルディビアン・エアウェイズ(TMA)の株式の過半数が、債務再編協定が結ばれた後にアメリカ合衆国の多国籍の未公開株式投資会社であるカーライル・グループによって取得された。

昨年はCOVID-19のパンデミックによってモルディブの観光産業が停滞する中で、TMAは航空機の大半を運行する事ができなかった。この協定によってTMAの未払債務である約３億ドル（３３３億日本円）が再編される事になる。

これまでTMAの株式の過半数は、投資会社であるブラックストーン・グループとの２０１７年の５億ドル（５５５億日本円）の買収協定を通じて、民間投資会社のベインキャピタルによって所有されていた。

水上機は空港と民間のリゾート地がある島々とを直接的に繋いでいるため、モルディブの高級観光産業には欠かせない要素である。

トランス・モルディビアン・エアウェイズは１９８９年の創業以来、モルディブの観光産業で大きな役割を果たし、世界最大の水上機運航会社に成長してきた。