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中東の入国要件緩和後に隔離滞在が減少したモルディブ
By Sara Delmedico
2021年10月28日

中東が入国要件を緩和したことで、モルディブで隔離していたインド人駐在員数が劇的に減少した。
アラブ首長国連邦、サウジアラビア、オマーンなどの国々は世界中からの労働者に頼っており、特にインドからの労働者が多い。
新型コロナウイルスに伴う制限により、インドから渡航する人々には上記以外の別の国での15日間の隔離が義務付けられており、その後PCR検査で陰性が確認されれば職場に復帰することができる。
モルディブは隔離地として承認を受けた国に含まれていた。駐在員にとってモルディブは高価な滞在地ではあるが、確実に仕事をするにはそれほど多くの選択肢がなかったのである。
多くのインド人労働者はモルディブで隔離期間を過ごした。その結果、インドからの入国者はモルディブの観光産業に著しい影響を与え、ゲストハウスの需要が急増して宿泊費がおよそ200%に急騰することになった。
新型コロナウイルス感染拡大防止措置の一環で、インドからの観光客は空港のチェックインカウンターで対人での審査を受ける必要があったため、国際線の出発ターミナルから国内ターミナルエリアまで非常に長い列ができ、他の利用客にも大幅な遅れが生じてしまうことがあった。
現在は駐在員らが中東諸国にある職場に直行できるようになったので、インドからの駐在員らはもはやモルディブを隔離滞在地として選択することはなくなっている。
ヴェラナ(マーレ)国際空港の状況は通常に戻っており、現在の出発および到着手続きは再び以前のように遅滞なく行われるようになった。
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